2015年2月28日土曜日

韓国でグリコがロッテを提訴

韓国でついに江崎グリコの堪忍袋の緒が切れた。グリコが、人気菓子のポッキー、プリッツの高級版「バトンドール」の箱の形を模倣したような商品を韓国ロッ テグループが販売したとして、韓国の裁判所に販売差し止めを求める訴訟を起こしたのだ。そもそもポッキーはグリコが昭和41年に日本で発売したが、ロッテ はその17年後に韓国で同様の棒状チョコレート菓子「ペペロ」を発売し、今や人気菓子として定着している。今回、問題となった商品もペペロの高級版で、元 祖の主張が敵地で認められるか-。

2015年2月21日土曜日

<安保理>日本の非常任理入り確実 アジア統一候補に

【ニューヨーク草野和彦】今年10月の国連安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国選挙について、加盟国のアジア地域グループ(54カ国)は29日に開 いた会合で、日本を統一候補とすることを決めた。国連総会の選挙では、グループの決定が尊重され、統一候補が当選するのが通例となっており、日本の 2016年1月からの安保理入りが確実となった。

 10カ国で構成される非常任理事国(任期2年)は毎年、半数が改選される。日本が当選すれば08年以来11回目で、史上最多となる。

 非常任理事国は5地域グループごとの枠数があり、アジア地域グループは2カ国。今回改選の1カ国枠を巡り、バングラデシュも立候補を表明したが後に辞退。29日の会合は、日本を統一候補とすることを最終確認する場となった。

2015年2月14日土曜日

呼称で論争、国際メディアも混在=「イスラム国」使用は少数派

イラクやシリアで勢力を拡大した過激組織「イスラム国(IS)」の呼称をめぐる論争が日本で起きている。この呼び方がイスラム世界を代表した国家であるかのような印象を与えかねないためで、国際メディアの間でも呼称は混在している。
 イスラム国の前身は2006年にできたテロ組織「イラクのイスラム国(ISI)」。その後、内戦が激化したシリアに介入して活動範囲を広げたため、13年にはアラビア語で「ダウラ・アル・イスラミーヤ・フィル・イラク・ワ・シャム」と名乗り始めた。
 シャムは歴史的な大シリアを意味し、英語ではトルコやレバノンなどを含むレバント(地中海東岸地域)と訳された。このため、「イラク・レバントのイスラ ム国(ISIL)」やレバントの代わりにシャムやシリアの頭文字を取ったISISという表記が見られるようになった。アラビア語圏や専門家の間では、アラ ビア語の頭文字から「ダーイシュ」と呼ばれる。
 中東の衛星テレビ局アルジャジーラはアラビア語では「タンジーム・ダウラ・イスラミーヤ(イスラム国組織)」と伝え、組織を意味するタンジームという単 語を加えている。英語版サイトではISILとの表記が見られる。一方、中東で影響力のあるアルアラビアは、アラビア語版で「ダーイシュ」、英語版で ISISを使っている。一方、英BBC放送は「イスラム国」と表記。米紙ニューヨーク・タイムズはISISを使用している。 

2015年2月7日土曜日

「南シナ海、自衛隊に期待」=米司令官が発言、中国反発

【北京時事】ロイター通信は30日までに、米第7艦隊のロバート・トーマス司令官がインタビューで「南シナ海での自衛隊の活動は将来、有意義になる」と述 べ、中国に対抗するため自衛隊が南シナ海へパトロールを拡大することに期待を表明したと伝えた。これに対し、中国は「域外の国は情勢を緊張させることをす べきでない」と反発している。
 ロイター通信によると、同司令官は「この地域の同盟国は日本に対し、ますます(地域を)安定させる役割を期待するようになる」と述べた。
 これに対し、中国外務省の華春瑩・副報道局長は30日の記者会見で「南シナ海情勢は安定している」と指摘。米国などに対し「平和と安定を守る地域の国の努力を尊重すべきだ」と述べ、南シナ海問題に介入すべきではないとの考えを示した。